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落魄日記120220

[迷わざる道]


2012年02月20日月曜日。

またしても昼近くに起きる馬鹿者め。
世間は平日と言うに。
カメラマンと言う生物は、カメラと一体となり、撮りたい、或はこれこれかくかくしかじかを撮れと言われた被写体を撮るのだ。やはり惰眠を貪るのは勿体ない。プロかアマチュアを問わず、カメラマンは千差万別だ。写真館のカメラマン、式場のカメラマン、戦場カメラマン、煽情カメラマン、アシスタントカメラマン、傍若無人なアマチュアカメラマン、等など。
今や誰でも写真を撮れてしまう時代。
思いだけじゃ写真も撮れなくなる。言葉が溢れる世界に言葉狩りが有るように、当然写真狩りもまかり通るだろう。
カメラマンはシャッター押さないと死んでしまう。我々は自分の首を絞めないように撮るしかないのだ。
偽善的だな。
もう自由に夏の海岸を撮れる環境ぢゃ無いのは分かってるけど、猖獗した犯罪者どもが元気で、何で真面目に撮ってる連中が駆逐されるんだ?
2003年の盗撮報道はまさに偽善報道だったな。ますますギスギスな世界を増やしやがって。
もうくだらない正義なんか叫んだら無条件に逝ってよしだわ。
自由カメラマンを殺す気か!
効かない薬みたいなマスコミなら、要らないよ。
…またしても言っちまったな。
しゃあない。
怒りを飲み込んでも夭折するだけだからね。舌禍や筆禍を恐れては、ただのイエスマンだ。阿諛追従なんて御免だよ。
ただ、ただ、撮りたいだけなんだ。
そうでなきゃ日溜まりのガンマンやってないよな。
さて、ツイッターを遡ると、正午過ぎに廃物閣を出たらしい。
何せ先日フィルムを消化してしまったから、上野『アメ横カメラ』に行かないと。
着いたのは1330時辺り。フィルムを補給。巣鴨から行くと言ったら、谷根千から巣鴨に向かってみたら?と言われる。根津の三階建ても見たいなと思ってたから、上野公園をぐるり廻り、東大の裏を歩く。東大構内に紛れ込みたかったが、東大附属病院にはあのお方が御入院あそばされているので、警備も厳しいだろうから諦める。
まぁ、手術が無事に済んでよござんした。お健やかに退院なされますやうに。

こちとら何度生まれ変わっても東京大学なんざ行けませんから、弥生辺りから見える安田講堂を拝んでおくか。
…そういや此処は、昨年静岡の母娘を弥生美術館に連れてった道だったな(笑)
あのあとかの人よりまた電氣ブラン贈れだよと(笑)(笑)
吾輩はもう少し早く産まれて、あの講堂で官憲とやり合いたかったよ。

言問を上り、本郷通り。
東大の周りは司馬遼太郎の街道をゆく・本郷界隈をテキストにして歩いてみたい。
因みに、また細い道を行く琺瑯、もとぃ、放浪。
東大正門前のローソン100で飴買い込んで小休止。サクラ印のハチミツ飴が美味い(o^〜^o)
ぁ、根津の三階建て行きそこなった。

都営バスに池袋から浅草寿町平日行くバスが有るが、あとはそんなルートなんだ。白山にてかき揚げの蕎麦を食う。迷おうとしたが、土地勘があるルートだから、迷いようがない。
東洋大学をかすめ、迷おうとしてもまた大きな通りに出てしまう。
最終的には都営三田線散歩の様相を呈した歩きも、山手線の切り通しで夕陽を浴びておしまい。既にとげぬき地蔵高岩寺の山門には本物の托鉢は既に無い時間。
10年前、この門前の托鉢僧が光明真言を唱えるシーンを切り取り、フォトコン誌の初心者の部で金賞を頂いた。二度と同じ写真は撮れない。
また徒労だったかな。
駅前から都営バス浅草寿町行きで団子坂を目指すが、既に夕闇、千駄木まで降りてよみせ通りへ。
また大阪寿司で鉄火巻き、越後屋酒店にて琥珀エビス。
谷中ぎんざの夜景を何枚かスローで撮り、山手線で上野駅。
残ったコマを駅構内の風景を撮り、撮影終了。
『アメ横カメラ』に着くと、またハラダさん。話が面白い。
もう一人珍客。
プロ写真家の金子美智子氏。
フェイスブックの写真の纏めてのアップの方法を平峰さんに聞きに来た。
この日は東京ゲートブリッジの開通日で、機材を担いでの参内だった。
まだかなり寒いからかなり着込んでの撮影だったようだ。話には聞いていたが、思ったよりも小柄、しかしながらテンションが高く良く喋る(笑)アクティブな感じのするキャラクター。
『アメ横カメラ』で女性なんて、カカさん以外には滅多に会わないな。
カメラ女子はこう言うコアな店には入りにくい或は初めからデジタル化だから、来ようがないからかは知らないが。
あとは夫婦者ぐらいしか見ない。

店がお開きになり、ハラダさんは帰宅、我々3人で切通坂上、本富士署向かいの有線に洋楽の掛かる蕎麦屋で蕎麦を頂いて解散。帰宅してNHKで池脇千鶴が高岡早紀に苛められる中小企業ドラマを観てシメ。
飛ぶ夢を暫く見ない(笑)


呑んだ或は吾輩が呑まれた酒:琥珀エビス、ビール、島美人お湯割、ハイボール。

インターネット・ウォークマンに掛かっていたアーティスト:井上陽水。


春浅しコートの袖の草臥れて 吐天


副題は、これしか無かろう。

by sunnyspot-gunman | 2012-03-10 09:44 | 写真・カメラ・街歩き・酒・雑記