落魄日記120311

[あの日から1年、或は併用派宣言]



[あの日から1年、或は併用派宣言]

2012年03月11日日曜日、かの震災から1年経つ。

一身上の都合で、先週の日記は無い。
もともとこの時期は懐がウィルスにやられて毎年辛い。
3月は去年に続き、上野の弁天堂に参ってない。とにもかくにも、膝を舐めながらDVDでも観ているしかない。

03月03日土曜日はこき使われて1400時に帰宅。
先週の天の川を超えた件で外出は自粛、酒呑んで寝たら2600時でまた酒呑んで寝たのだが、今度は03月04日日曜日正午で、性懲りもなく酒を呑んで明太子のバター和えをクラッカー乗せてつまみにしていた。そんな或日。実は、同窓生であり、或は酒友マヨさんまたはアクビさんの友、ウララさんより撮影依頼が来た。
セレモニーホールにお勤めのウララさんによると、セレモニーに際して参列者の写真を撮ってアルバムにして差し上げるサービス(有料)をしているのだが、カメラマンが出られなくなって、代打で出てくれないかとのこと。
結婚式のカメラマンなら考えてしまうが、軽い気持ちで受けた。
まぁ、ウララさんの顔を潰さないようにしっかりとやらねばならないのだが。

03月10日土曜日は完全に廃物閣に引きこもり、貝になっていた。
そして、03月11日日曜日。

場所が場所だけに三つ揃いを着たかったが、デブの時に作った奴なので着られない。去年クラリス&ジュンの結婚式の時に着た1986年に誂えた英国製の羊毛のスーツで行くことにする。少し太ったとはいえ、胴囲は82以下だ。
ネクタイを締めるのも久し振り、トレンチコート羽織ろうととしたら、猫母にユニクロの件のジャンバーを渡される。トレンチコートぢゃ格好悪く見えるんだとか。
なんだかな。

0810時付近のセブンイレブン前でウララさんと待ち合わせ。
高校の同期会で会わなけりゃ、この仕事も来なかったのだ。
依頼が来たのは火曜日か水曜日辺りだった。イベントのカメラマンが急遽来れなくなったので、代打で来てくれないかしらと言うことだった。
この時点では、イベント会場のスナップかなと思い、快諾した。どう聞いても結婚式ぢゃないし。
実際ウララさんから話を助手席で聞く。
撮影はきちんとしたセットで、照明を2灯使う肖像撮影。殆ど老境のお歴々。
社名を聞くと、冠婚葬祭の会社。
葬祭会場は新しく建設するのは大変だ。
必ず何処でも反対運動が起きているのを見ているし、吾輩の住む町でも潰れたパチンコ屋がその葬儀場になったのだが反対に遇っている。この業界もそれなりに大変なようだ。
機材はNikonD90。
昨年デアゴスティーニの編集の下請けの撮影の仕事をしたあと、やはりデジイチは必要だと思いとある篤志の方から購入したが数日後にペンタカバーが無くなり、シャッターボタンが半押し出来なくなっていた。まぁ、それさえクリアできれば使用は出来る。因みに、件のNikonD90には罰として『アメ横カメラ』の平峰さんから『アメ横カメラ』のシールを貼られてしまった。まだそのまんま(…つげオチぢゃんか(笑))
やはり修理しないとな。

明るい暗室は馴れないが、素材としての提供は出来る。
…やるしかないでしょ。
会場は久喜駅附近の、イトーヨーカ堂裏。出張専門の写真店の女性二人と顔合わせ。ネイルなんかしている、今時の若い女性だが、恰好が花屋か髪結いに見えなくもない。早速司会室に室内撮影用のライトを2灯取り付ける。
ライトの電球が白子を思い出し、酒が呑みたくなる(笑)
肖像撮影は殆どストリートスナップなんで照明を使った室内撮影はあんまり経験はない。
壊れかけのNikonD90だけぢゃ心許ないので、シグマレンズ付けたペンタックスD10借りる。やはりNikonD90は修理すべきだな。
目にピント合わせないと、白飛びする。
Nikonは女性写真師の注文通りの値で撮影不能。事情を話しての保険機材借り受けになる。
撮られるお客さんは、殆ど実年熟年辺り。浅草でその辺りの方々を沢山撮った経験に助けられた。
後はウララさん並びに会場スタッフの巧みな会話。
畏まった表情よりか、破顔一笑とかの方がポートレイトとしては良い。
吾輩も撮る癖に自分撮りは好きでない。自分の肖像を撮るなら、やはり他人に委ねるかしらん。
韓流映画で『8月のクリスマス』という不治の病の写真師が、最期に自分の肖像撮影をして、それが遺影になるなんてのがあったが、本気で自画像写真やったらマジ死神が来そうで複雑だ。
見飽きた自分の顔など、撮らずに済めば良い。サイトでは雄の野良の目付きの悪い白猫つこうている位だから、別にへのへのもへじでも構わない。
22組のポートレイトを撮り終えて、飯のあと、追加の一組を撮って次を待つが、これでおしまいらしい。
途中、ツイッターにて様々な人々から心配されアドバイスをいただいた。
特に嶽堂さん、厳しいアドバイスありがとうございました。
さて、出張専門の写真店の女性カメラマンが戻り、ライトの片付け、撮影したデータの確認等を済ませて、お開き。
ダメ出しは無かった。
ふぅ。
帰りはウララさんに家の近くまで送って頂いた。はたして。今度とお化けは出るだろうかね(笑)

帰宅してテレビは去年の今日を振り返っている。思い出したくもないが、忘れられる訳がない。NHKでは追悼式典。
手術間もない天皇陛下も出席あそばされている。
1426時、黙祷。
先の震災が関東大震災から東日本大震災になった時間。
様々なよしなしごとを考えるのは無駄だ。月並みなお悔やみを言うのも無駄だ。
お言葉を拝聴し、スーツをいつもの日溜まりのガンマンスタイルに換えて、残った日照時間を行くしかない。
思えば、去年春は思い通りに写真を撮りに行けなかった。内憂外患あれども、平時が如何に有り難いか。
1600時には千代田線千駄木駅。
ひたすらフィルムの消化に勤め、また越後屋で琥珀エビスを頂く。
1830あたり上野『アメ横カメラ』。
誰が来たか記録してないが、また味の時計台でおだをあげて帰宅。
寝た時間も覚えてない。

来週は皆で十条と谷根千散歩か。
われわれ版DAISUKI!だわな。
まぁ、どうなることやら。

呑んだ或は呑まれた酒:オリオンビール、ジンジャーハイボール。

音楽は聴かず。

仲春を削るほどなり鎮魂歌 吐天


副題は、説明の要なし。
偽りなき祈りが届きますように。
まさかとうとうデジイチで仕事するとはな。目の敵にしていた時代が綻んで見えて来てます。吾輩はまだ消えてないからね、なぎら健壱さん(笑)
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by sunnyspot-gunman | 2012-03-24 16:14 | 写真・カメラ・街歩き・酒・雑記